東京の旅001(2/3)
2018/5/12(土)
(3)水天宮
私のプチブームとして地口が流行っていたのでホテルから近めの
「情け有馬の水天宮」に行くことにした。(歩きw)
行ってみてわかったのだが、もともと久留米藩の藩邸で藩主の有馬頼徳という人が、
江戸にいるときも水天宮にお参りしたいということで、庭に分霊したとのこと。
水天宮自体は有名だったので町民が柵越しにお参りしたり、賽銭を投げ入れたりしていたが、
有馬家のお情けで解放され皆が拝めるようになった・・
「情け有馬の水天宮」・・・ええ話やーぁぁ。
地口のグッズがないか物色したが見当たらなかった。
あと・・ここの神社は安産祈願をやっているので・・カップルが多く
・独り身のオッサンはいたたまれなくなり・・そそくさとその場を去った。チーン
(4)深川
うちの親父がスペインから帰ってきたときに食べた深川飯がうまかったとのことだったので
深川に行くことにした(徒歩w)
途中隅田川を越える途中・・毒電波塔(スカイツリーのこと・・私が言っているだけです)が見えた。
深川に到着、まずは深川不動堂。梵字がたくさん・・
流派は・・真言宗とのこと
次に富岡八幡宮
1627年から由緒ある神社のようだが・・
ここがあの・・・血みどろの殺人事件が起きた神社か・・と思うと何か残念だった・・
この後行った芭蕉記念館でわかったのだが・・ このあたりに昭和40年ぐらまで江東の富士塚 という小高い丘があり
チョット痛い観光スポットだったようだ・・登りたかったな・・
深川飯を食べようと思ったがまだ時間が早くて店が開いてなかった。
なぜか不動さんの参道の手前の骨董屋にフラット寄ってみると・・骨董のことはわからないが掘り出し物がありそうだった。
大小こけしがたくさん入った箱があったので、会社の机に飾ろうといくつか見繕って持っていくと・・店のお兄さんが全部100円だという・・
しゃべりはベランメイ調だけど良心的だな・・また来たい
骨董屋の手前の和菓子屋が古そうなので入ってみた
どら焼きが売りみたいなのでどら焼きとドライフルーツをあしらった和洋折衷の昔からありそうなお菓子を買った。
このお店で私はお釣りを受け取るのをわすれたのだが、おかみさんが大きな声を出して追いかけてきてくれた。
正直とはこういうことなんだなと思った。
深川には・・外人に荒らされてない・・古き良き江戸情緒・人情があると思った。来てよかったと思った。
(4)清澄庭園
歩いて清澄庭園に来た。
ボランティアのガイドさんが説明してくれる時間に来たみたいでラッキー
岩崎弥太郎が豪商の屋敷を買い取って作った庭園・迎賓館のようだった。
ちょうど幕末の「いろはまる事件」が自分の中でホットだったので・・
「だまし取った160億で作った三菱財閥でこんなものを作ってたのか、しかし、都に寄進したからこそ今もこういう風に残っている・・歴史は面白い」
と思った。
下の赤い石はもう取れないものらしくて家が建つらしい。
見終わったら12:00過ぎだったので深川飯が食べたくなり・・受付のお姉さんに聞いたところ、
下のガイドをもらった!聞いてみるもんだ。
(5)深川宿本店(深川飯・お昼ご飯)
間違いがないように・・名店と言われているところに行った。
ぶっかけ・・というやつはまさに、ご飯に味噌汁をかけた「ねこまんま」そのものだった・・個人的には好き・・
おいしかったけど・・・昨日の鰻とはレベルが違うとかおもってしまい・・イカンなとおもった。
デザートの葛切り(たべかけTT)味わうとおいしかった。
(6)江東区芭蕉記念館
江戸東京博物館の通り道なので・・柄にもなく・・芭蕉記念館に入ってみた。
芭蕉に限らず当時の俳人の句が展示してあった。
「寝て起きて又寝てみてもあきのくれ」「世の中は三日見ぬ間の桜かな」
いずれも芭蕉ではないがおもしろい
受付の人に「芭蕉の池はどこじゃー!」ときいたところ「このあたりに住んでいたんだけどはっきりわからない」と言われた
記念館にあった池を芭蕉の池と思うことにした。
ちなみに「富賀岡富士参」の図w
(7)吉良邸跡
「きらーぁのぉーーー やしーきに来てみればーぁ 今討ち入りが真っ最中・・」
三波春夫の 「元禄名槍譜・俵星玄蕃」が頭に流れ・・個人的には妄想で盛り上がっていたが、
観光地としてはあっけないもので・・思い入れのない人はこれだけのために来るものではないかなとおもった。
しかし吉良邸の敷地は広大でした。
(8)江戸東京博物館
ここは大当たりおすすめです・・歴史が好きな人もそうでない人も楽しめます。ボリュームも多いし資料の質も高いです。
建物が立派で圧倒されます。
入ったらいきなりカッポレやってました。「さてオカワリオカワリ」
大い模型がたくさんありました。すごい数の人形で・・・しかも1体1体なにかしようとしているのがわかるという・・すごかった。
江戸の治安は偉い少ない人数で回してたんですね・・隠密同心は書いてなかったw
「花暦」という文言をゲッツ・・性欲・食欲を通り過ぎると・・動物・花等を経て月などの風景に至る・・
身近なところで調べてみたい
東京の旧盛り場の地図・・これも今後の東京観光で活用したい
縞の左から4番目にキラリと光る文言が書かれているので撮った写真なのだが・・疲れてしまっていたのか手ぶれしている
この柄の手ぬぐいはお土産に買って帰ろうとおもって以後注意していたのだが・・結局出会わなかった・・残念
1657年の「明暦の大火」という大火事を外人が写生した絵・・道に黒焦げの人とか犬とかが大量に書かれていて・・なんか・・悲しい気分になる
この火事で江戸の6割が燃えて・・4割の人が焼け死んだそうだ
幕末が好きな人にはたまらない文書だと思うのだが・・
幕府側が鳥羽伏見で負けて・・慶喜がごめんなさいしている書状
ゴールデンウィークに慶喜が立派な人ではなかったと知ったので
ヘタレっぷりがにじみ出ている文書を見て・・おおぉーーーと思った(そうじゃないかもしれないので、気を悪くしないでね)
伝説の風船爆弾をこんなところで見れるとは・・明治大学平和教育登戸研究所資料館で見るもんだと思っていたので・・ラッキー
メイドインオキュパイドジャパンの人形・・日本が無くなっていた空白の期間があったなんて・・知らない日本人もたくさんいるだろう
私のアイドルが言っていた「戦後、アメリカ人がメードインジャパンの人形とメードインオキュパイドジャパンの人形の2つを買ってお土産にして、日本を征服したことに酔っていた」という話を思い出した。
降伏文書・・なぜか人気のない展示物だったので・・・どこの国の著名が入れてあるかグイグイ見ていたら・・西洋人が横からきたので・・押し出されてしまったw
鹿鳴館の地下ガラス張り展示模型・・きれいなお姉さんが解説してくれて・・鹿鳴館の花と言われた陸奥亮子がインスパイアされてよかった
入るときは入場料600円とちと高いなと思ったが、出てきたときは全然満足だった。
(9)恐れ入り谷の鬼子母神とおせんべい屋さん
恐れ入り谷の鬼子母神は真源寺というお寺にいました。お堂の中にいたそうですが・・暗くて見えませんでした・・残念・・
八千代堂というせんべい屋でおせんべいを買った。気のいいお母さんで祭りのこととか話してくれた。
「なんだ神田の大明神(神田橋)」「嘘を築地の御門跡」「びっくり下谷の広徳寺」とかも行ってみたかったけど・・今回は時間がなくて無理だった。
地口もいきでいなせな江戸の文化なんだろうか・・
(10)笹乃雪(豆腐料理)
このお店は1691年京都の宮さんのお供で作った料理屋。赤穂浪士や正岡子規とも関係のある歴史のあるお店。
お店自体は大々的に言っていないが、幕末のヒロイン和宮内親王の婚約者であった有栖川熾仁親王の直筆の書があるときいていたので、見てみたかった。
店につくと早速熾仁親王の書についてきいてみたら、その部屋に案内してくれて写真を撮らせてくれた。(ありがたやー)
また一杯目はビールと言ってしまった
料理は音無しにした。店の人になぜ音無しという名前なんですかと聴いてみた。
私の好きな机竜之助もとい高柳又四郎にちなんで・・・とか言わないかと期待していたが・・
はっきりわからないがこのあたりに音無しという地名があるのでそこからとったのではと言っていた。
あと個人的にはメニューの焼き鳥が気になった
一品目の真ん中は白和えだが、自分で混ぜ混ぜして食べる。近江八幡名物赤こんにゃも入っていたwく
もちろんとてもおいしかった。
右の豆腐はおぼろ豆腐に思えたので店の人に「おぼろ豆腐ですか?」ときいたら「木綿豆腐ですよ」といわれた・・頑固なもんで今でもおぼろ豆腐だと思っている。
もちろんおいしかった
名物あんかけ豆腐2皿出てくる。わーい
右上のゴマ豆腐は昨日竹葉亭で食べたものとはまた違ってあっさりしていたが、うまみ?というかおいしさはすーーとくる感じ・・
やはり京料理の味だなと思った。あと上に載っている味噌もなんともおいしく木の実があしらえてあった。
食べ終わった皿の底に謎の紋様が・・・w
「お店の人になんの模様ですか?」と聴いたら「最古参のものもわからないそうです」とのこと。いい質問だったようだw
そうめんが入った湯葉スープ!?肉団子もおいしかった・・なるほど焼き鳥があるのはそういうことかな・・
綾という日本酒の発泡酒を頼んだ
上はジャガイモのスープ下は茶わん蒸し。全体的に薄味だがうまみが伝わってくる感じでおいしいのに上品な味わいかとおもいきや・・
下の茶わん蒸し部分からはカモのローストとか栗とか銀杏が出てきて・・贅沢極まりない茶わん蒸しだった。
シシトウがなんかわからないが滅茶苦茶おいしくて・・茎の部分までカジカジしてしまった。
炊き合わせはデザートのように甘かった。
豆腐の入ったお茶漬け。だしも含めておいしかったが、お茶漬けに漬物を入れる京都の習慣はどうも私には合わない
炊き合わせはデザートのように甘かった。
アイスにかかっているソースは山椒。アイスは豆腐べーすなので・・つまり「豆腐田楽アイス」といってもいいだろう
わざわざ東京に来て今日の料理を食べなくても・・とは全く思わなかった。
大満足の素晴らしい料理と・・歴史あるお店だった。
豆腐料理だったら最近調子の悪い私の体も軽く・・宮さんもこういう上品なものを食べてたんだろうなと思った。
体の弱い繊細な正岡子規にもここの料理はあっていたのではないかと思った。
やはりおいしかったので「おいしかったです」と言っておいた。
(11)下谷神社 大祭
歩いてホテルに帰ろうとしていたら、途中でたまたま遭遇・・運がいい
右のほうにあるのは豚まんかと思ったら、つぶして左のようにするらしい。
シャーピンというらしく買って食べてみたら餃子のような味がした
今日は結局一回も乗り物に乗らなかったv
2018/5/11(金)のページに移動
2018/5/13(日)のページに移動
一つ上に戻る